OTOSHIMAE

男けじめ一代

読書の話し

 

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

 

 

さてこの本である

 

まったく

筆が進まない

 

今回取り上げるのは

インパール作戦

 

以前ノモンハン事件

ロシアは強くてだめだ

 

となって視線を下のほうの

東南アジア方面に向けて

 

これが南方作戦と呼ばれている

 

それを実施する南方軍

うちの第十五軍という部隊がここでの主役である

 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/59/Chain_of_Command_of_Japanese_Army.jpg

 

 

さて

インパール作戦

すごくざっくりいうと

 

 

ビルマのあたりは占拠したから

むこうさん(連合軍)がいろいろ仕掛けてくる前に

 

積極的に先手を打ってインドもとっちゃおうぜ

 

みたいな作戦である

 

 

 

インパールを日本の岐阜だと仮定すると

 

出発地の甲府の一番高い山から

 

徒歩で向かって

 

コヒマという金沢あたりを攻めて攻略して

 

岐阜も攻めるぜ

 

必勝の信念で攻めれば大丈夫!

 

みたいな作戦を牟田口中将という

 

軍司令官(隊長)が

 

打ち立てたものである

 

作戦司令部や大本営の人たちから

 

強い反対があったが

 

ここは牟田口の思いを汲んでやろうじゃないか

 

という人情的側面が働き止めるにいたらなかった

 

 

 

結果

 

10万人が動員され

戦死者3万、負傷者2万

残存兵のうち半分が病気

 

作戦自体も失敗、拠点のビルマもなくなった

 

隊長下の

副官みたいな人たち

3名中3名とも解任更迭される事態になりましたと

(こんな無茶苦茶な上司についていけるか!みたいな感じ)

 

 

もうむちゃくちゃな状況で

なにがなんならなんですよ

 

 

甲府から岐阜まで歩く

しかも山越え

みたいな長距離移動なのに

兵站つまり食料の補給計画など杜撰すぎた

 

 しかし

その中でも隊長のたてた

ジンギスカン作戦」っていうのは唯一好き

 

荷物を運ぶ牛やらヤギやらを

 

腹が減ったら食べよう

 

みたいなやつ

 

でも

結果

途中の川を渡るときに大半が流されてしまった...

 

牛さん山羊さん羊さんかわいそう( ;∀;)

 

この牟田口という人は

佐賀県出身

明治維新の英雄(維新十傑!!)

江藤新平のように理屈っぽく

部下や周りに好かれるような動きをしなかったようだ

もともと勉強しかしてないようなエリートだったようだし

 

 

この作戦の失敗も更迭した部下のせいにしてたみたいだ

⬇抗命事件⬇

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E5%B9%B8%E5%BE%B3

 

なんだか救いようがない

 

つらい 

 

 

役立つーう